丸ダクトはφ150位まででしたらホームセンターでも売ってますし、簡単な工事でしたらエアコン屋さん、配管屋さん、電気屋さん、保温屋さんでも行っている場合もあります。頑張ればDIYでも出来るので詳しい説明は省略いたします。
(比較的大きい部類であるφ300のスパイラルダクトを材料屋さんへ直接買いに行き、自分で設置した一般の方もいらっしゃいます。)
ですが、角ダクトの製作から取付までの流れは同業者以外知らないと思うのでご紹介いたします。
①可能であれば現地を下見します
使用する材料、道具の確認の他、予定や仕様、現場の様子などを確認いたします。
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②ダクトの製作図面を作ります
支給されたダクトの図面を元に、作り易く搬入・設置がし易い長さにダクトを区切っていきます。よくダクト接続面間を共板式ダクトでL1740、フランジ式でL1820又はL1815で製作をお願いされることがありますが(材料の鉄板幅が1829mmである為)必ずしもその長さが製作・取付がしやすいとは限りません。個々のダクトの長さまで指定されている場合はその通り製作いたします。
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①現地を下見し、寸法を取ります
障害物のチェック、材料・道具の確認の他、予定や仕様、現場の様子などを確認いたします。障害物は予定ルート上にある各種配管や電気のラック、全ネジまで採寸し、なるべく一発で繋がるようにします。
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②ダクトの図面を書きます
弊社でダクトの図面を書き、お客様に確認して頂きます。
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③プラズマ切断機で鉄板のコイルから角ダクトの材料を切り出します
プラズマ切断機付属のソフトに角ダクトの縦横のサイズ、長さ、曲りのダクトでしたらRの大きさを入力し、極力鉄板に無駄が出ないよう パーツを配置します。このパーツを配置する工程をネスティングと言います。ネスティングしたデータを切断機へ転送し鉄板をプラズマ切断します。
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④各種ロール成型機で鉄板のパーツを加工します
一本のダクトは基本4枚の板から出来ているのですが、板と板の繋ぎ合わせ部分はハゼと呼ばれる板の折り曲げで繋いでいます。通常はボタンパンチハゼ、排煙ダクトやボタンパンチハゼでは組むのが難しい急こう配のダクトは三井ハゼで板を加工します。また、ダクトとダクトの繋ぎ合わせ部分は、通常四つ角をボルト+ナットで固定し間をクリップと呼ばれる金具で密着させる共板式となります。排煙ダクトの系統や送風機・業務用縦型エアコンとの接続部分、頑丈にしたい場合などはアングル鋼で接合フランジを作るフランジ式になります。こちらは100mmおきにボルト+ナット締めするので、かなり頑丈なダクトとなります。現場の仕様やダクトの形状に合わせハゼと共板の接合面を機械で加工します。
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⑤ダクトを組み立てます
通常は工場で組み立てて現場へ持っていきますが、現場の搬入口が狭くてダクトが入らない場合や内側に保温材を張るダクトは現地で組み立て作業を行います。ハンマーを使って組み立てるので結構うるさい作業です。組み立てたら角に出来た隙間をコーキング材で埋めます。
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⑥ダクトを現場へ搬入します
物量にもよりますが、ワゴン車・中型トラック・大型トラックにてダクトを運びます。ダクトは中は空洞ですが、他の建材と比べ意外と大きいので保管スペースを必要とします。他業種の職人さんにとっては邪魔なので搬入時期は重要となります。
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⑦ダクトを取り付けます
全ネジと受けアングルで角ダクトを吊り、ボルトとナット、共板式であればクリップを使いダクトを繋げていきます。作業は脚立や立馬、ローリングタワー、アップスター、高所作業車を使って行います。
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⑧器具を取り付けます
天井ボードの下に吹出口や吸込み口がある場合、天井ボードを張った後にボードを開口し器具を取り付けます。
以上が角ダクト製作~取付までの流れとなります。
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